こんにちは、かかしです。
今回は、漫画｢みいちゃんと山田さん｣を読んだ感想についてかいていこうと思います。
こうやって感想文を書くのは、初めてなのですが、ここ最近読んだ漫画の中では、かなり異色な漫画だったので、記念にこの記事を書こうかと思います。
この記事では、少しネタバレを含みますので、まだご覧になっていない方はご注意ください。
｢みいちゃんと山田さん｣はこんな漫画
まずは、簡単にあらすじ説明。
この物語の主人公は、山田（源氏名）。
そして、みいちゃん（知的障害を持っている）。
この2人は、キャバクラで知り合いました。
この話は、山田がみいちゃんの墓参りをするシーンから始まります。
みいちゃんは殺害されという設定からスタートし、何故殺害に至ったのかという12ヶ月間の流れをかいた漫画となっています。
本当にざっくりですが、こんな流れで話が始まります。
登場人物の紹介（軽く）
山田さん
本作の主人公。
みいちゃんの友達。
幼少期から教育熱心な親の元で育つ。
親に制限された生活を送ってきていた。
みいちゃん
知的・発達障害持ちの女の子。
人当たりがよいが、自分のミスを指摘されると癇癪を起こす。
字が読めない。
あまりかくとネタバレになりそうなのでここら辺にしておく。
選択・環境が最悪だったみいちゃん
この漫画では、みいちゃんと同じく知的・発達障害持ちのキャラが登場します。
彼女らは、みいちゃんと非常に似ているところがあります。
遅刻したり、周りから腫れ物にされたり、何度もミスしたり。
ですが、彼女らは変われるタイミングでチャンスを逃さず変わって、正しい道に進んでいるんですよね。
正しい道って言うのは、合っているのか分からないですが。
逆に、みいちゃんは環境に恵まれなかった。そして、みいちゃん自身、プライドが高いせいで、他の人からみて、みいちゃんに合っている場所、仕事を提供されるのにも関わらず、拒否してしまっていた。
度々、変われるチャンスはあったんですが、それを自ら逃してしまっていました。
環境も最悪で、両親は音信不通となっていますが、おそらく母親は生きている？と思われます。
過去に、母はみいちゃんが支援級に入ってはどうかと担任の先生に相談されますが、それを拒否。
祖母も世間体を気にして、拒否。
結果、みいちゃんは自分に合った支援を受けることが出来ず、小学校、中学校共に変な意味で有名人として扱われていきます。
ここで、支援級に入って適切な教育を受けていれば、話は変わっていたかも。
みいちゃんの過去編は、かなり衝撃的な内容ですので、本編をご覧いただきたいと思います。
その結果、自分に合う場所があるはずと探すんですが、悪い人に上手いこと言われて、どんどん沈んでいく。
話を理解することができず、上手くのせられてしまうせいで。
みいちゃんの救いようのなさ
基本みいちゃんは、これら３つの特徴があるんですが、これができないだけでどんなに大変か。
みいちゃんは、キャバクラで働いているスタッフと外では、話してはいけないというルールがあるのにもかかわらず、それをしてしまう。空気を読めない。
自分のことについて、指摘されても否定。
話の裏側、語彙力のなさによって話を理解出来ないなどなど。
幸い、山田やこのほかにもみいちゃんを幼少期から知る人物はこれらを承知の上で付き合う友達がいるのですが、みいちゃん自身が、彼女らの救いを拒み、上手くいかず、彼女らがいないところで悪い人にこき使われる始末。
救いようがないというか、本当に救われたいのか。
みいちゃんの過去
みいちゃんの過去編については、衝撃的な内容そして、みいちゃんの始まりとも言える内容がつまっていますので、ネタバレはしませんが、少しだけ語らせてください。
みいちゃんは、ここ（過去編）で、世渡りの術を間違えて覚えてしまうんですよね。
これが、キャバクラに入るきっかけになったような？ここまで落ちたような気もするんですが。
みいちゃんの善悪の判断について親から教えてもらえなかったとうのが、一番大きいな気がします。
こんな感じで、みいちゃんの過去編については本作を読んで楽しんでいただけたらなと思います。
最後に
この話は、闇金ウシジマくんの全ての選択を間違いまくった債務者みたいな感じの話でした。
ウシジマくんとは違って、本人の努力でどうこうなる問題ではなく、周りの環境次第でみいちゃんも変われた様な気がします。
債務者は自分の責任の方が大きいですからね。
ということで、今回は｢みいちゃんと山田さん｣についての感想についてかいてみました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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